確定拠出年金の投資信託型商品の選び方
モーニングスターと資料で比較する
投資信託の比較には、モーニングスターというサイトと、運営管理機関に資料請求した資料を使います。
モーニングスターとは、投資信託の情報を集めて、運用成績やリスクなどを評価しているサイトです。
ニュースやコラムなども掲載されており、投資をする人たちに支持されています。
モーニングスターのデータを確認する
最初に、サイト上部のメニューの下にある検索窓に投資信託の名前を入れて検索します。
この検索は、アルファベットや記号はうまく検索してくれない場合があります。
「野村 外国債券インデックスF」の場合は、最後の「F」を抜いて「野村 外国債券インデックス」のみで検索するなど、アルファベットを交えないで検索した方が良いです。
投資信託のページは最初が「スナップショット」となっており、以下のように基本情報などが掲載されています。
1基準価額
基準価額とは、投資信託の値段です。
投資信託の人気や安定しているかどうかの目安になるので、チェックします。
安いときに買って高いときに売るのが理想ですが、確定拠出年金では売買のタイミングが細かく設定できないため、この点での利益はざっくりしか出せません。
2純資産
純資産とは、その投資信託が持っている資産です。
ややこしい言い回しになりますが、投資信託が投資して所有している株・債権・不動産などの資産から、経費などを引いた金額です。
多いほど、たくさんの人が投資信託を購入している=人気があるということになります。
純資産が少ないと、投資信託としての資金が十分でなく、良い運用ができない可能性があります。
最低30億円、できれば50億円以上の純資産があり、安定して増えている投資信託を選びましょう。
3スターレーティング
スターレーディングは、モーニングスターが投資信託につけているランク付けです。
5段階評価で星が多いほど運用成績が良いという意味です。
4リスクメジャー
リスクメジャーは、モーニングスターがリスクに対してつけているランク付けです。
5段階評価で数字が小さいほどリスクが低いという意味です。
5パフォーマンス情報(運用成績)
モーニングスターでパフォーマンス情報というのは運用成績、つまり利益がどれくらい出ているかということです。
過去3年~5年の運用成績をチェックします。
運営管理機関の資料を確認する
6購入手数料・信託報酬などの費用
購入時にかかる購入手数料や、その商品を運用するための信託報酬など、投資信託にかかる費用をチェックします。
これはモーニングスターではなく、資料請求した各社の資料の方が確実なので、そちらで確認します。
その他にも、投資信託がどのような株式・債権で構成されているかなど、自分なりの判断で比較していきましょう。