個人型確定拠出年金の運営管理機関を選ぶ手順
運営管理機関と運用商品は一緒に決める
運営管理機関を選ぶには、以下のような手順が良いと思います。
1運用商品の種類を覚える
確定拠出年金の運用商品は、大きくわけて元本保証型商品と投資信託があります。
投資信託も種類によって、リスクとリターンが違います。
それぞれの特徴を理解しましょう。
運用商品の種類につきましては、次の記事運用商品の種類とリスク・リターンで説明しています。
2運用商品の割合(ポートフォリオ)を決める
運用商品の種類を覚えたら、掛金をどれに何割投資するかを決めます。
これによって、リスク(損得の危険性)とリターン(目標とする利益)を調整します。
3運営管理機関を数社に絞る
商品のデータは細かく見比べたいので、まずは運営管理機関を数社に絞ります。
手数料の安さや、投資したい運用商品がそろっているか?といったことから選びましょう。
「いや、多くの商品をじっくり見比べたい」という方は、特に絞らなくてもいいです。
なお、運用成績はWEBでは公開していない運営管理機関も多いので、資料請求はしておいた方が良いです。
4運用商品のデータと運営管理機関の手数料を合わせて比較する
運用商品の利率や投資にかかる費用、運営管理機関に支払う手数料などを比較します。
5運営管理機関と運用商品を決定する
比較したデータを元に運営管理機関と運用商品を決定します。
この手順のメリット
運営管理機関を選んだり・運用商品を選んだり、行ったり来たりするようですが、これが一番効率的かと思います。
まず最初に、自分がどのような運用をするのか決めること。
これが定まらないと、どの運用商品・運営管理機関を選べば得なのか判断できません。
最初に手数料の安さなどで運営管理機関を絞ってしまうと、投資したい運用商品が足りないかもしれません。
かといって、運用商品だけで選ぼうとすると、比較しなければならないデータが膨大になってしまいます。
といっても、とにかく何もかもがわからないという場合は、確定拠出年金や運用についての説明も資料に書いてありますので、とりあえず資料を見ながら勉強していくという手もあります。
上記は、あくまでも運営管理機関を選ぶ段階になってからの手順になります。
- 前の記事:
- 確定拠出年金と国民年金基金の比較
- 次の記事:
- 確定拠出年金の運用商品の種類とリスク・リターン