確定拠出年金と国民年金基金の比較
自営業の方にとっては、基礎年金を1階部分とした場合、同じ“2階部分”である国民年金基金とどう違うの?というのが気になる点だと思います。
そこで、確定拠出年金と国民年金基金の違いを比較してみました。
\ | 確定拠出年金(個人型) | 国民年金基金 |
掛金 | 5,000円以上1,000円単位で選択。 付加年金と併用可能 |
加入時の年齢と将来受け取る年金月額によって、1口の金額が決まっている。 付加年金はすでに含まれているので併用不可 |
想定利回り | 運用成績による | 1.75% |
手数料 | 口座管理手数料や、運用商品にかかる手数料がある。管理機関によって違う | 掛金に含まれている |
受け取り 開始年齢 |
60才~70才の間 | 65才か60才。加入したタイプによる |
受け取り 方法と期間 |
一時金、5年~20年の有期年金または終身年金。 運営管理機関が期間を決めている場合は、期間が短かったり終身年金がない場合もある |
年金のみ、終身年金か有期年金(1口目は必ず終身年金)。 それぞれ保証期間あり/なしがある |
老齢年金 以外 |
障害給付金・死亡一時金 | 保証期間ありのみ、遺族一時金 |
障害者に なった場合 |
障害給付金あり。 一定以上の障害者になった場合、60才になる前でも、一定期間(1年6ヶ月)を経過した後に年金か一時金として受給できる。受給しながら、引き続き掛けることもできる |
障害給付金なし。掛金を支払った分は年金として受給。 「国民年金」を免除されている間は掛けることができない。 |
死亡時の 対象遺族 (数字は 受取順位) |
上記の中なら、届出を出せば順位を無視した受取人の指定が可能 |
死亡時に生計を同じくしていた遺族 |
死亡一時金の金額 | 死亡時の資産残高 | 掛金納付期間に応じた金額 ※ |
※女性35才時加入・A型1口で計算してみたところ、36才:約70%~65才:約98%と納付期間が長くなるほど一時金の割合も高くなっているようです。
掛金は女性の方が高いのに、遺族一時金は男女共通なので、女性の方が損ですね・・・。
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